京都府城陽市 相談支援事業所「アトリエ野ばら」

相談支援 アトリエ野ばら 所長のブログ

私が特別支援学校で働いていた時の思い出

私が、特別支援学校でお世話になっていたころ、ある重度の生徒がいました。

ある時、突然私の顔面を殴ってきました。そんなことは、よくあるとまでは言わないけれど、覚悟しています。

私のメガネのレンズは割れ、その破片は、目の中ではなく目の周りを傷つけただけですみました。血を見たその生徒は、後ろへ下がり泣き出しました。「 めん…めん… 」と言っているように聞こえたのです。

多分「ごめん」なんだと思いました。

彼はしゃべれないからパニックを起こしてしまう。その後の体育は授業に入らず、1時間づっと泣き続けました。きっと自分でも止められないパニックで人を傷つけてしまった後悔で一杯なんだと思いました。

主任の先生と1時間側にいてあげました。

 

あの生徒はいったいどうしているのだろう。幸せにしているのだろうか。そして、家族さんたちは…と思いをはせるときがあります。

どのような障害の方でも、私たちと同じように心と魂はあるのでしょう。生きづらさの中でも魂は強く輝いて私たちを照らしてくれているのかもしれません。